チップ約30cmの層ごとに堆肥化促進材として「堆肥の素一番」を施し散水します。サンドイッチ状に10層(高さ約3m)積み込み、最後の層で散水した後、表面全体に「堆肥の素一番」を100kg程度散布します。
通気・放熱・蒸散を防ぐため、シートは全体を覆うものを用意します。(通性嫌気性菌を繁殖させるため)
- 下図のように、30cm積み上げるたびに、「堆肥の素一番」260kg〜360kgをできるだけ均一に散布します。このとき第3層にだけは、「堆肥の素一番」散布前に微生物活性のため粒状苦土石灰200kgをできるだけ均一に散布します。
- チップ(20mm程度に破砕したもの)を堆積する前に、堆積場所の表土に堆肥化促進材「堆肥の素一番」260kg〜360kgを10mx5mに均一に散布し、表土10〜15m程度撹拌しておきます。
- 最後に、下図のようにシートをかけます。
(水分の蒸散と雨による余分な水分の供給を防止するため、隙間ができないよう重ねて掛け、さらに風で飛ばされないようしっかりと固定します。ただし、地表より50〜60cm程度までは、空気の流入を妨げないようシートは掛けません。熱吸収を高めるため、上部に黒色系のシートを掛けます。)
※散水量の目安は、チップを片手で握り、水が滴らない程度の水分量(60〜65%程度)とします。
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層状に積み重ね(堆肥の素一番散布) |
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第3層 粒状苦土石灰散布 |
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散水状況 |
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転圧状況 |
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シート掛け |
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切り返し状況 |
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菌層の発達(断面) |
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